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使い所は?UD新ゴコンデ502017.10.1

2017年10月

段々と目の前にお正月が迫って来ていて、そのことに本気で喜びを感じ始めています。
ただ、寒いのは苦手なので、その事を考えることによって気分はプラスマイナスゼロとなり、フラットな状態になります(何事にもバランスが大事です)

今年って夏は無かったですよね?なんだか不思議な夏でした。

今月の稼働率

さて、今月の稼働率です。
稼働率は、月の稼働日数(今月だと21日)×8時間を100%として、その月に決まっている合計工数を割る事で算出します。

今月の稼働率は、今の所90%となっており、余裕があります。
どしどしご相談ください。
今年はあまりデザインの勉強が出来ていなかったので、新しい技術を覚えたりしようと考えています。

今月のFONT紹介は「UD新ゴコンデ50」

毎月一日のお知らせの際に、フォントの紹介をするようになったのが2016年の10月から。今回で丁度一年が経ちました。うーん。感慨深い。しかし、早くも「いつまで続けられるかな?」と、不安になって来ています。
まだ少しは続けられるとは思っていますが、自分のフォントの引き出しの少なさに戦慄を覚えます。。。

今回紹介するのは「UD新ゴコンデ50」です。
一昨年くらいにモリサワから発表された書体です。(ざっくりですいません。。)
「UD 新ゴ コンデンス」は、UD 新ゴをベースに展開されています。

コンデンス(長体(ちょうたい))というのは、文字を横に潰すことで、文字が縦長の形になります。横書き時にスペースに文字が多すぎて入りきらない時に行うことが殆どです。※縦書きで入りきらない時に縦に潰すのは平体(へいたい)と言います。
あまり潰し過ぎると、線の細さがおかしくなったり、カーブが不自然になってしまいますので、出来るだけ避けたい処理です。紙媒体で使うこともあるでしょうが、ウェブではあまり馴染みがないかもしれませんね。

今回紹介する「UD新ゴコンデ50」の50は、50%の長体ということになります。
他に90%/80%/70%/60%があり、50は一番の長体率です。それぞれELからUの8ウエイト揃っています。
どんな書体かを見てみましょう。

UD新ゴコンデ50 EL

UD新ゴ コンデンス50 EL

UD新ゴコンデ50 R

UD新ゴ コンデンス50 R

UD新ゴコンデ50 DB

UD新ゴ コンデンス50 DB

UD新ゴコンデ50 H

UD新ゴ コンデンス50 H

ひー!細い!しかし普通の書体にここまで長体をかけると、縦線が潰れてしまって格好悪いですが、この書体は勿論ちゃんと調整してあります。
でも、Hぐらいの太さになるとだいぶ縦線が細くなってしまっていますね。仕方ないですが。

ただ、ここまで長体をかけないといけない程窮屈なレイアウトになることはあらかじめ避けながらデザインしたいところですよね。。使い勝手よく使えるのは70%程度までじゃないかな?と思います。実際に僕も今まで使ったことのあるコンデンス書体は70%までです。
しかし、そうすると、60%、50%のコンデンス書体の使い道はないのでしょうか?むむむ。

そこでやってみました。一番上の画像を見てみてください。
そうです。縦書きです。
こんな長体をかけた書体で縦書きをするなんて、普通はしません。
でも、やってみた所、結構面白い雰囲気になりました。
やたら縦に長く、不安定さが不安感を煽ります。

不吉さや不安感を出したい時に使えるかも?と思いました。
その他にも、個性的な雰囲気を出すのにも良いかと思います。実案件で使用した機会はありませんが、チャンスがあったら試してみようと思います。

長体の縦書き。
書体を作られた方の意図とは異なる使い方になってしまうかもしれませんが、良くなればいいのです。
書体デザイナーの方に「へー。面白い使い方だな」と思ってもらえるような使い方を見つけらると、もしかすると日本語書体の発展に繋がるかもしれません。大げさか。

書体選びの際に違和感を避けることが多いですが、敢えて違和感を使うことでユーザーの目を引くことも可能だったりもします。
書体は情報を伝達する大事なツールですので、意図を持ってしっかりと使いたいものです。でも、たまにはセオリーを無視したりして意外な使い方をしてみてもいいかも。という話でした。

それでは、今月も楽しんでお仕事しましょう!

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