Drive in MB101

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2024.05.01

EMDesigns 2024年4月のニュース

GW真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ニュースによると、今年の日本のGWの傾向は、近場で過ごす方が多い。との事でした。まぁ、そう言われても。と言う感じではございますが、ともかく日本はあまり景気が良くないようです。円安ですしね。

かく言う自分は、近場でとか遠場とかもあまり関係ない、通常運転となります。しかし、自分の住む東京都青梅市では「青梅大祭」という大きなお祭りがあり、いつもは静かな事務所の前が、竹下通りぐらいの人の多さになります。弊事務所は路面店でとにかく目立つので、たくさんの方の目に触れることは宣伝としての効果は高いのですが、全面ガラス張りですので、竹下通り並の人数の視線を浴び続けるには中々の精神力が求められます。今年は事務所を開けるのを断念し、お祭りを楽しもうかと思っています。

自分は青梅に来るまでは、お祭りが盛んな地域に住んだことがありませんでした。一転、青梅に移住して来てから、毎年何らかの形でお祭りに関わるようになり、気づいたことがあります。お祭りというのは、土着の神に感謝をしたり、五穀豊穣を願ったりすることが始まりである。という浅い知識のみで考えていたのですが、地域のお祭りは人と土地とを結びつける力があり、実際に地域社会をドライブさせる力があるのではないか。と思いました。

毎年、青梅大祭をなんとなーく眺めたり、写真を撮ったりしながらも、そこまで熱心に関わる訳ではない自分でしたが、10年以上住み続けていると、普段の生活を通じて地元の人達の知り合いが増え、お祭りの日に色んな人に会って話したり、挨拶したり、そんな少しずつのことが、いつの間にか自分とこの地の繋ぎ目になっていると、個人的に感じるようになって来ました。

一方、地元の方々のお祭り好き属性の方々に目を向けると、そんなレベルではなくまさに熱狂的。一年間の全ての力をここに注ぎ込むかの如し気合いの入り方で、男性も女性もお祭りの衣装に身を包み、一年分の力を凝縮した輝きを放っています。そして、酒を浴びるように飲み、半狂乱になりながら街同士の交流があり、いがみ合いも含めて、丸ごと楽しんでいるのです。そして、それはその後の日常に続き、そこで意気投合した人々の付き合いが始まり、仕事が生まれたり。また、翌年のお祭りを楽しみで仕方ない人たちが、進んで運営側に加わり祭りの規模を保つ。というサイクルが見事に出来ているのです。

もちろん、続ける上での苦労話なんかも聞くことはありますが、そんな苦労話をしている人も愚痴を楽しんでいるように見えるので「あーそう。勝手にやってー」と、生暖かい目で見つめています。暑苦しい人間関係が苦手な僕は、そこに片足の小指の爪の先ぐらいしか触れていないのですが、見ていて「とても素敵だなぁ」と思います。絶対参加はしませんが。

今月のFONT紹介は“ゴシックMB101 Pro B”です

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今月紹介するのは“ゴシックMB101 Pro”。の中の“B”つまりBoldを紹介します。
実はこのフォントはL、R、M、DB、B、H、Uという7つのウェイトで構成されています。でもその中の“B”のみを紹介する理由は?もちろんございますが、後でご説明いたします。
それでは早速見てみましょう。

MB101 Pro B

ぶっとい。そう、“B”ですから。見出しとしてちょうど良いウェイトです。このフォントのこのウェイトを選んだ理由はズバリ「レンタルサーバーを契約すると、無料で使うことが出来るウェブフォントとして入っている」という事です。自分の知る限りだと「Xサーバー」「ロリポップ」「サクラサーバー」「お名前.comサーバー」に入っていますので、該当される方は相当多いと思います。

ウェブサイトをデザインする上で、インパクトのある太い書体を見出しに使いたい。という場合、選択肢として有力なのが「画像化する」もしくは「Googleフォント」を使う。ということだと思います。(ウェブフォントにお金を出そうと言う企業は、まださほど多くありませんから)
そこで起こる問題として
1,「画像化」:レスポンシブにした際に手間がかかる。
2,「Googleフォント」:カーニングに対応していないので、綺麗じゃない。
という問題が付きまといます。
そう言った問題を一気にクリアしてくれるウェブフォントは、とても嬉しいですよね。なので、この「レンタルサーバーを契約すれば使える」というウェブフォントは、とてもありがたいものです。

ちなみに混植はこんな感じです。

MB101 Pro B

僕は最近の案件では、この“ゴシックMB101 Pro”を見出しに、小見出しは「font-weight:bold」で、本文は汎用的なゴシック体を指定することがいくつかありました。とても使い勝手が良く、もちろん表示も美しく、大変満足な仕上がりとなりましたので、ぜひ使ってみてください。明朝体でも良い書体が入っています。

また、“ゴシックMB101 Pro”の全ウェイトはこんな感じです。

MB101 Pro 全ウェイト

モリサワのウェブフォントサービス「TypeSquare」に契約すれば、これらがすべてウェブフォントで使用可能で、さらにまとまりが生まれますので、クライアントさまを説得できれば、それが理想です(モリサワの回し者ではない)。

ここのところ、ウェブフォントについて言及することが増えた感じがしています。恐ろしい程に世間に認知されていないことを危惧し、また、それをクライアント様に説明する難しさもあり、出来る限り認知を広げられたらと思っている次第です。そこは我々ウェブデザイナーが、コツコツとやっていかないといけない部分でもありますので、みんなで頑張りましょうー。

さて、今月はこの辺で。
GWが終わると、一気に今年も後半になり、お正月が見えてきます(餅)。時の流れに負けないよう、精一杯楽しんで、精一杯いい仕事をしたいですね。今月もよろしくお願いします。

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