明けましておめでとうございます!
今年も無事に年明けを迎えることができました。よかったよかった。
多くの習わしで自らを縛り、がんじがらめになりがちな自分ですから、もちろん年の初めには書き初めを行うのが習わしとなっています。心を研ぎ澄まし、墨をすり、半紙に向かい、初めに書きはじめるのは売り上げ目標です。つまり、年の初めに集中して行う初めての事が金の事を考える。という訳で、欲にまみれた人間である事を、年の初めから認識するという行事が僕にとっての正月です。
しかし、こんな自分にもピュアだった子供時代というのが存在するのですが、と言いかけたのですが、考えてみたら保育園時代から、園を脱走する性質を持っていたな。と、自分の灰色な子供時代を愛おしく思い出したりしました。ふっ
今の僕が、かつての自分のような脱走園児を見つけたら、「それでいいんだよ」と頭を撫でてやりたいのですが、当時の僕がそんな訳のわからない大人の接近を受け入れる訳はなく、全力で逃げたに違いありません。子供には子供の世界があり、大人が理解できないながらも深い世界が広がっているのです。
その話に関連するかは分かりませんが、自分の仕事場は表通りに面したガラス張りとなっていて、ガラス窓の外には大きなクマのオブジェがあります。そのクマを見た時の子供のリアクションを見るのが好きなのです。子供の数だけ違うリアクションが見られるからです。年齢層が上がるに連れ、リアクションは薄くなっていき、同じような反応を示すようになっていきます。それが良いとか悪いとかという話でなく、とにかく子供たちのリアクションの豊富さが、未来の世界を創っていくんだな。と思ったりするのです。
今年一年間も、良い未来のために少しでも貢献できるといいな。と思っております。
毎月、自分自身のフォントの勉強を兼ね、フォントの紹介をさせて頂いておりますが、今月はお休みして、当サイトでフォントを紹介した中での、去年一年分のアクセスランキングを公開したいと思います。記事を公開したタイミングの違いがあり、SEO効果が異なりますので、純粋なフォントの人気という訳ではないとは思いますが、割とその時代時代の傾向は分かりやすく見えたりします。
さて、それでは10位から発表していきます。
安定のUniversでした。これは2018年の6月に「情熱とロジック“Univers”」というタイトルでの紹介でした。
よく比較される“Helvetica”との比較をしたりしながら紹介していますので、もしかするとそっちの検索にかかった可能性はあるとは思いますが、安定した実力を持つフォントですので、10位は納得です。
おー。なるほど。これは2021年の7月に「有機的DINの正体」というタイトルでの紹介でした。タイトルが意味不明。
数あるDINの中でもメーカーを絞りつつ、他のメーカーとの比較をしたり、結構頑張って調べてあるなぁ。と少し自分を褒めてあげたくなりました。この書体も9位は順当だと思いました。
ローマン体初のランクインはBodoniです。これは2019年の7月に「やっぱりBodoni」というタイトルでの紹介でした。
不動の人気を誇るBodoniがベスト10に入るのは当然という感じでしょうかね。美しいぜ。
結構意外でした。これも10位の“Univers”と同じく、“Helvetica”との比較で紹介したので、“Helvetica”がかかってきた可能性が高いですね。これは2018年の9月に「残暑にNeue Haas Grotesk」というタイトルでの紹介でした。
デザイナー間での会話でも、このフォントが出てきたことは皆無なのですが、やはり“Helvetica”との絡みで知られる事も多いのかもしれないですね。
なるほど。大人気ですからねぇ。これは2020年の4月に「簡単ではない“FUTURA”」というタイトルでの紹介でした。
でも、5年くらい前だったらベスト3に入ったんじゃないかな?という印象があり、これは少し時代の変化を感じました。
おー!ついに来たgoogleフォント。これは2019年の8月に「暑い夏とツバメと“Lato”」というタイトルでの紹介でした。
無料で使用出来るウェブフォントでもあり、ダウンロードして使えるので、人気なのはよく分かります。この結果は特に時代を感じさせますね。
4位にPalatino!。これは無茶苦茶びっくりしました。2017年の6月に「シックでお洒落なPalatino」というタイトルでの紹介でした。
サンセリフ体一辺倒の時代が続きましたが、ローマン体である“Palatino”が4位に入ってくるのは、完全に時代は変わってきと感じました。
ついに日本語フォントがランクイン!しかも3位ですかぁ。2017年の2月に「憧れの「こぶりなゴシック」」というタイトルでの紹介でした。タイトルがそのままだな。。。
当サイトでもウェブフォントとして使用し、ゴリ推ししているフォントが3位にランクインしたのが嬉しいような、推しのアイドルが人気が出てしまって悲しいような、複雑な感情が入り混じります(笑)。
4位の“Palatino”に続いて、ローマン体の快挙です。ローマン体の逆襲と言ってもいいですね(興奮気味)。2017年の11月に「優しいローマン体“Minion”」というタイトルでの紹介でした。
定番と言っても良いフォントですが、決してベスト3に入るようなタイプじゃなかったような感じがするのですが、段々とアクセス数が上がってきているのを日々感じていました。しかし、今見ると紹介が淡白で残念です。。。
おー!!第一位は君かぁ!。2017年の3月に「優しくモダンなAvenir」というタイトルでの紹介でした。
これに関しては、さすがという感じの結果でした。使いやすくてかっこいい。最高のフォントです。
いやー。ランキングは思った以上に面白かったです。毎年やろうかな(楽しようとしてるな)。
それにしても、やはり目立ったのがローマン体が入ってきている事です。ちょっと前まで、アクセスを見てみても殆ど上位はサンセリフ体ばかりで、日本のデザインの行く末がいささか不安ではありましたが、ここに来てローマン体の魅力に世間が気づき始めている。という事でしょうか。よかったよかった。
日本語書体は“こぶりなゴシック”のみがランクインとなりましたが、これは日本語フォントを紹介しているサイトが多く、当サイトへ検索で辿り着きにくい。という原因もあるかなと思いました。
それにしても、1位は“Helvetica”なんじゃないかな?と思っていたのですが「ベスト10に入らないとは」と思って調べてみたのですが、“Helvetica”を紹介した記事はありませんでした(笑)。なので、“Helvetica”を紹介した記事があったら、少なくともベスト3には入ってくるかと思います。
さて、2023年はどんなお仕事に巡り合えるでしょうか?既に去年から動いている、ビッグプロジェクトが沢山ありますので、皆様にお披露目出来るのを楽しみに頑張ろうと思っています。
今年も一年間、EMDesignsをよろしくお願いいたします!
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