2026年の幕開け

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2026.01.01

2026年1月のニュース

2026年が明けました。本年も一年間、何卒よろしくお願いいたします。お正月ということで、明るめの色の見出し画像となっておりますが、こちらは日本流行色協会 (JAFCA)が選出した2026年の流行色「ハートフェルトピンク」です(薄い方)。穏やかながら前向きなエネルギーを持つライトピンク。不安な時代に心の空白を埋め、優しさや幸福感、希望をもたらす色ということですので、意識して生きていこうと思います。特に現代が不安とは思っていませんが。

さて、わたくしごとですが、年の初めには一年間の目標を半紙に書すことが、恒例となっています。ちなみに昨年の目標はなんとか達成できましたので、今年はさらに向上していくことを目標にしていこうかと思います。とはいえ、わたくしもそろそろいい年ですので、いつまで加速し続けるの?という疑問が湧いてきた昨今です。ここ最近、習い事でボクシングを嗜んでいるのですが、いいパンチが打てるようになってきた→怪我→治る→やり直し→強いパンチが打てるようになってきた→怪我。というサイクルも同時に嗜んでいます。。。つまり、頑張れば積み重なるということは、ある程度若い肉体が必要になることもあります。制作のお仕事でいうと、いつまでも徹夜したり、無茶な働き方はできないということです(そもそも時代的にしないのかな)。とはいえ、まだブレーキを踏むつもりはあまりない自分が怖いですが、最後までそれでもいいかも。という自分に、緩めてもいいかも。という別種が加わり、脳内で会話をしたりして楽しい年始となっています。多分、それを世間的には「老化」と言います。

2026年は、午年ということで、また駆け抜けるような一年間となるかもしれません。その中でも、一つ一つの出来事や仕事、一人一人との出会いを、大事に過ごすことができたらと思っています。
今年も一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年フォントランキング

今年で3回目となる、年始恒例の「フォントランキング」がやってまいりました。これは、去年一年間の当サイトのページビューの数をランキングにしたものです。なので単純にフォントの人気以外の要素も入っておりますが、フォント名の検索からのアクセスも多いので、現在求められているフォントの傾向が、少なからず出ると思います。
それでは、スタート!

10位 FUTURA(↑4)

10位 FUTURA

人気のFUTURAが14位からトップ10へ返り咲きました。
これは2020年の4月に「簡単ではない“FUTURA”」というタイトルでの紹介でした。

幾何学的なサンセリフの代表格です。2023年以降、トップ10には入っていないものの、常に安定して10位前後にはつけているところを見ると、さすがと言わざるを得ません。ランキングが上がりきらない理由としては、様々なサイトで紹介されているため、ここへ辿り着かない。ということなのかもしれません。

9位 Zapfino(初)

9位 zapfino

初登場のZapfinoです。
これは2017年の7月に「Zapfinoは語る」というタイトルでの紹介でした。

これは正直驚きでした(スクリプト書体としては初のランクインです)。豊富な合字や装飾のある、クラシックなとても美しいフォントです。個人的にもとても好きなフォントで、自分のデザインにはしばしば登場しています。

8位 Bodoni(↓6)

8位 Bodoni

6ランクダウンとなったとはいえ、18世紀生まれのフォントですから、金字塔です。
これは2019年の7月に「やっぱりBodoni」というタイトルでの紹介でした。

縦線の力強さと、横線の繊細なコントラストが美しく、スタイリッシュなフォントです。モダンローマン体という定義の中心的なフォントだと言っても過言ではなく、時代を切り拓いたフォントです。

7位 Avenir(↓2)

7位 Avenir

10位のFuturaと比較して名前が出されることの多い、こちらもサンセリフの代表格です。
これは2017年の3月に「優しくモダンなAvenir」というタイトルでの紹介でした。

モダンでスタイリッシュな印象のフォントです。名前の由来はフランス語で「未来」です。幾何学的でありながら、カーブは絶妙に有機的な調整がなされていて、冷たい印象になりすぎず、とても使いやすいフォントです。

6位 光朝(↑3)

6位 光朝

日本語フォントの初ランクインです。光朝。
これは2018年の8月に「Bodoni?いいえ、光朝です」というタイトルでの紹介でした。

グラフィックデザイナーの田中一光さんが、Bodoni(8位にランクイン)への愛が高じて、Bodoniに合う日本語書体を作ったのが、この光朝です。とても味わい深く、見出し書体として使うととてもカッコ良い書体です。

5位 Neue Haas Grotesk Display Pro(↑1)

6位 光朝

Helveticaの元となった書体。Neue Haas Groteskです。
これは2018年の9月に「残暑にNeue Haas Grotesk」というタイトルでの紹介でした。

Helveticaとして生まれ変わる前の、いわば完璧になる前ぶれのような雰囲気がモテているのか?安定して検索数が多いです。確かにHelveticaよりも調べたくなるのかもしれませんし、敢えて本家ではないところに行くという部分は、個性の強い方が多いデザイナーあるあるな気がします。

4位 Lato(↑3)

4位 Lato

googleの作ったウェブフォントで、根強い人気となっています。
これは2019年の8月に「暑い夏とツバメと“Lato”」というタイトルでの紹介でした。

個性がありつつもやりすぎない上品さがあるフォントです。しかも無料でウェブフォントにも使える。となると、人気が出ないはずがないですね。「g」がメガネg(眼鏡のように二つの円があるg)だということも、個人的にグッときます。

3位 Palatino(同)

4位 Lato

ヘルマン・ツァップさんの作ったフォントが、またしてもランクイン(9位のZapfino)です。
これは2017年の6月に「シックでお洒落なPalatino”」というタイトルでの紹介でした。

Palatino人気は根強く、なんと3年連続で3位と安定感抜群です。カリグラフィによって作り出された、気品あるカーヴは、姿勢の良い紳士を彷彿とし、大変かっこいいです。うっとりしちゃいます。

2位 Minion(↓1)

2位 Minion

こちらも安定した人気のフォントです。登場は1990年で、比較的に新しいフォントです。
これは2017年の11月に「優しいローマン体“Minion”」というタイトルでの紹介でした。

クラシックな骨格を持ったローマン体で、ウェイトが豊富です。ありとあらゆる場面に使用でき、特に本文用としての評価が非常に高いフォントです。ご紹介した記事は、だいぶサラッと書いてしまっているので、もう一回ちゃんと調べ直したい書体です。

1位 りょうゴシック(↑3)

1位 りょうゴシック

ジャーン!!映えある1位に輝いたフォントは、なんと日本語書体「りょうゴシック」でした。
これは2024年の3月に「良い知らせのようなもの”」というタイトルでの紹介でした。

比較的に最近に紹介した記事にも関わらず、去年3位→今年1位。と、人気は本物です。こちらはAdobeから出されているので、Adobeユーザーであれば使えるフォントで、更にウェブフォントとしても提供されていることも、人気となる重要な要素だと思います。小塚ゴシックのかなを変更したもので、本文を使った際にも読みやすく、また、ウェイトによって文字詰めを変更するなど、繊細な調整がされた、実用性の高いフォントです。

さて、今年もランキングは面白かったですね(自分が)。あらゆる種類のフォントがバランスよくトップ10入りしたので、時代に合った、多様性あふれるランキングだったように思いました。
このランキングも3回目となりますので、段々と傾向はわかりつつあり、その中での小さな変動を見守っている感じになりますが、今年はその中で9位にランクインしたZapfinoは、集計していて声が出たほど意外で、多様性の時代を象徴するようなランクインだったように思いました(大げさかしら)。

昨今、フォント業界では、大きな会社が合併吸収をしまくったり、ライセンスの条件が急に変わるようなことが起こったり、我々使う側からすると、穏やかではない話題も散見されます。
また、比較的新しい技術である、ウェブフォントも今は過渡期でしょうし、今後ライセンスの条件が厳しくなっていくであろうことは予想されます。ただし、それが起こった際には「改悪」と決めつけてしまわず、これだけ素晴らしいフォントを作ってくださっている方々に対する、必要な報酬として支払われているのであれば、変わらないといけないのは我々ユーザーである可能性もあるな。と個人的には考えています。提供する側、使用する側が一緒になって、状況を共有していく場があるといいな。と、思いました。

今日から始まる2026年は、どんな年になるのでしょうか。また、どんなクライアントさまとお仕事をご一緒できるのか、楽しみです。自分の技術や知識で、世の中を少しでも良くするためのお手伝いを、できればと思っていますし、今までよりも更に精進したいと思っています(加速を目指す方が勝った)。
本年もEMDesignsを、今年もよろしくお願いいたします。

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