二〇二二

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2022.01.01

2022年1月

新年あけましておめでとうございます!
あの、年明け早々あれなんですけど、毎年年始のご挨拶を書くのは師走の時期です。(言うな)その気忙しい時期にお正月感を出した文章を書くのは中々ハードルが高いなぁ。と思いながら、毎年そういうことが出来る大人はすごいなぁ。なんて思います。俺すげぇなぁ(ごほん)。

まぁ冗談はさておき、無事に二〇二二年を迎えられたことはとても喜ばしい事ですね。昨今のコロナウィルス騒ぎも、なんとなく落ち着いて来たというか、慣れてきた感じがあります。
この期間の事を振り返ってみると、炙り出された社会の問題点が浮き彫りになり、社会や個人がより良い方向や、関係性に向かう為の良いきっかけになったのではないかと、個人的には感じています。

働き方やそのプロセスの是非が問われだし、新しい形の模索が始まったことは、とても良い事だと思いますし、その中で再確認した、今までのやり方の良さなんかも、当然あったと思いますが、二〇二二年はそうした色々な事を受けて、良い年にしていきたいですね。

イベントを開催します

2021年12月

今年の3月に食パンと乾電池という二人組ユニットと共に、青梅市でクラフトイベントを行いました。その続編と言っていいのかわかりませんが、今回は小林敏也さんの画本「注文の多い料理店」の原画展でもあり、クラフトマーケットでもある。という不思議な企画展を行います。また、期間中に、謎の料理店も何日か出現いたしますので、そちらも要チェックです。

場所はMANSIKKA antiquesという、美術館のような素敵なアンティークショップです。そこで宮沢賢治の世界観を表現します。

今回は、食パンと乾電池の二人との何気ない会話から生まれ、色々な出会いやご縁が、奇跡のように集まって進んできた企画です。まだまだ展示内容等はこれから詰めていかなければいけないのですが、今から楽しみで仕方ありません。
コロナウィルスの感染拡大が心配ではありますが、できる限り開催するつもりでおりますので、皆様是非お越しください。

2022.02.11(FRI)-20(SUN)
MANSIKKA antiques 東京都青梅市富岡2-538-1
Open 11:00 – 18:00 Price ¥1,000(税込)

中学生以下は無料
入場チケットは、一回ご購入いただくと、何回でも入場可能です。何度も見て頂き、その世界観を吟味して頂くことをお勧めいたします。 期間中、2日間限りの特別なレストラン(料理店)が出現いたします。情報は食パンと乾電池、またはMANSIKKA antiquesのInstagramにて、随時配信いたします。

メインビジュアルの素敵な写真はKeiKondoさんという、ニューヨークの第一線でファッションカメラマンとして活躍されていた方に撮っていただきました。ちなみに左の犬が僕です。

今月のFONT紹介は“あおとゴシック”です

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今月は、モリサワから出た2021年の新書体“あおとゴシック”をご紹介いたします。“あおと”というのは、天然砥石の「青砥石」に由来しているようですが、僕の出身地である東京都葛飾区に“青砥(青戸)”と言う地名があったことから、なんとなく印象に残っていたフォント名でした。

では早速みてみましょう。“あおとゴシック”は、EL,L,R,M,DB,B,EBの7ウェイト構成となっています。

あおとゴシック EL

あおとゴシック L

あおとゴシック R

あおとゴシック M

あおとゴシック DB

あおとゴシック B

あおとゴシック EB

うむうむ。とっても素直なゴシック体です。明るくて読みやすい“こぶりなゴシック”とかと似たタイプな印象です。特徴と言える特徴はあえてなくし、機能としてのデザインに特化されているようで、とても使い勝手の良さそうなフォントです。
上の文字の中で見つけた唯一の特徴は、「な」の真ん中あたりのカーヴぐらいでしょうか。その他はあまりこれといった特徴を見つけられませんでした。

こういうフォントは、他のフォントと比較してみると、違いがわかりやすいので並べてみます。上から“あおとゴシック”、“新ゴ”、“中ゴシック BBB”です。

あおとゴシック

新ゴ

中ゴシック BBB

二番目の“新ゴ”はモダンで幾何学的。三番目の“中ゴシック BBB”はクラシック。で、“あおとゴシック”はその中間的な位置付けで、長文でも読みやすいモダンなフォント。と言うイメージでしょうか。日本語フォントでは、かな文字に機能的な特徴がとても出やすく、漢字とのバランスがそのフォントの使い途を決定づける要素となりますが、“あおとゴシック”は万能タイプで、見出しにも本文にも使いやすいフォントと言えそうです。

そしてさらに、欧文にも拘っております。

あおとゴシック

はい。上の文の通りですが、MORISAWAの“Sharoa Pro”という欧文フォントが、“あおとゴシック”との混植用に調整されています。

あおとゴシック

Sharoa Pro

上が“あおとゴシック”。下が“Sharoa Pro”ですが、こうして並べても同じように見えますが、実際に打ち込んでみると、若干“あおとゴシック”で打った際には字間が広く取られて、和文とのバランスが良くなるようになっています。

今回も駆け足での紹介となりました(だって師走に書いたから)が、“あおとゴシック”はいかがだったでしょうか。
和文と欧文書体のバランスの良さや、ニュートラルで美しい字形とか、“たづがねゴシック”の流れと言いますか、「ひらがな、カタカナ、漢字、英語が混ざる日本語に対応するフォントの理想」とも言えるフォントなのではないかと思いました。しかもMORISAWAなので、ウェブフォントとしても導入しやすいし最高。
今後もこういう日本語フォントが増えて来そう(作る人は大変でしょうね。。)で、ますます楽しみです。

さて、2022年です。今年はどんなお仕事と出会えるのか、とても楽しみです。
今年もEMDesignsをどうぞよろしくお願いいたします!!

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