“g”がかっこいい“ITC Galliard”

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2020.08.01

2020年8月

今年の梅雨はなかなかの梅雨でしたが、いかがお過ごしでしょうか?僕の事務所では、朝出所すると椅子の肘当てやギター(つまり僕が触る部分)」にカビがびっしり。という事が起こっておりました。お風呂は毎日入ってるのにな。。

とは言え、今年はコロナウィルスの事もあり、あまり出かける雰囲気でもなかったので、この長い梅雨も悪くないなぁ。と思って過ごしていました。涼しいですし、何よりも青梅の自然が梅雨で生き生きと輝くのです。

全然話は変わりますが、当事務所のインテリアは青梅界隈の作家さんのモノで揃えていて、「いつか紹介します」とどこかで言ったまま、もう一年半が経ってしまっていました。

どうやって紹介しようか?っていうのを迷っていたのですが、ふと気付きました。毎月のお知らせで紹介すればいいじゃないかと。
何故か僕の中で固定されたコンテンツじゃないとダメだと頑なになっていた所がありましたが、たった今解き放たれました。不思議な思い込みってありますよね?

という事で、今月から毎月ひとつづつ事務所にある作家さんの作品を紹介していこうと思います。(すぐに尽きます)
そして毎月やっていた「今月の稼働率」というコンテンツは廃止にします。しばらく続けていましたが、忙しい時には仕事は入り続けますし、どんなに暇アピールをしても、仕事が増える訳ではない為、あまり意味のないコンテンツでした。
だったら、作家さんを紹介した方がよほどいいですしね。青梅界隈には素敵な作家さんが沢山いるのです。

今月の見出し画像は青梅の作家「ニジノハ」さんの一輪挿しです

なんとも美しい青が印象的な一輪挿しは、作業机に置かせて頂いています。青梅市在住の「ニジノハ」さんの作品です。

ニジノハ」さんは、リサイクルのガラスを使用した吹きガラスの作家さんで、僕が青梅に来てから知り合った人の中では最古のお友達で、とてもお世話になっている方です。硝子を吹いている姿がとても凛々しい女性作家さんです。
彼女の作品は、事務所に一輪挿しと花瓶を置かせていただいていますし、家でも食器を使わせてもらっていますが、どれも使い勝手がよく、飽きる事がない魅力的なモノです。

お皿、コップ、花瓶、電気の傘、etc…色々なガラス作品を作られていますが、少しぽってりと厚めの優しい風合いが特徴です。普段の生活に寄り添ったモノたちは、どれも光の当たり具合でハッと引き込まれる美しさを持っています。
不定期で店舗をオープンしていますので、興味のある方は是非見てみてください。

今月のFONT紹介は“ITC Galliard”

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

さてさて、今月はローマン体を代表すると言ってもいい書体“Galliard”。読み方はガリアードだと思いますが、自信はありません。。(フォント名って、そういうの多いですよね)。

起源はとても古く、1560年代にロバート・グランジョンというタイプデザイナーの作った書体を元にマシュー・カーターさんの手によって作られたリメイクで、1981年に発表されました。ただ、元の書体をそのままコピーした訳ではなく、エッセンスを残しつつ現代的に再構築された書体となっています。

ITC Galliard

Galliard Roman

Galliard Bold

Galliard Black

Galliard Ultra

上からRoman/Bold/Black/Ultra

これぞローマン体!という、見るからに整った美しい書体で、4種類のウェイトも必要十分で、すごく使いやすいと思います。でも、伝統的なローマン体は、厳然たる伝統性ゆえに個性が掴みづらいのですが、実はイタリック体に個性が集約されていたりします。

Galliard Italic

Galliard Bold Italic

Galliard Black Italic

Galliard Ultra Italic

すごく特徴的な小文字の“g”のかっこよさったらないです。見出し画像に戻って見ていただいても良くわかると思いますが“August”の中のgがとても良いアクセントになっています。正装でキメキメな男性的な印象です。

ちなみに、イタリック体というのは日本の文化ではあまり馴染みがないのですが、欧文では“強調”、“引用”、“他国語”、“固有名詞”等に使われます。海外向けのサイトの場合は、きちんとした使用方法をするべきですが、国内向けのタイトル等に用いる場合はあまり気にせず使用しても問題ないと思います。このイタリック体“g”は覚えておくべきポイントです。

この書体の使い所は幅広いと思いますが、由緒正しい雰囲気がありますので、上品できちんとしたイメージのデザインにとても役立ってくれると思います。
日本語の明朝体とも良く合いますし、もちろんモダンなゴシック体(サンセリフ体)と合わせても良いと思います。ロゴのベースにしても素敵だと思います。キーワードは伝統・格式・高級といった所でしょうか。

また、とても可読性の高い書体ですので、見出し画像で使っているように小さい級数で使用しても十分に読む事が出来る機能性の高さもポイントです。

さて、“ITC Galliard”はいかがだったでしょうか?昨今の流行とは違うかもしれませんが、流行に関係なく使い続けられる数少ない書体のうちの一つですし、ブランディングという観点から考えても、有用性の高い書体だと思います。

それでは、今月も頑張りましょうー。

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