秋のアルベロベッロ

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2020.10.01

2020年9月

長い梅雨が明け、短く強烈な暑さが終わると、また雨の日々が始まりました。
コロナウィルスに始まり、今年の流れはなんとなく無茶苦茶な感じがしてしまいますね。総理大臣も変わりました(阿部さんお疲れ様でした)。
占いとかだと「大きな混乱の一年」とか表現されるんでしょうか。誰かこのことを当てた占い師とかいるんですかね?いるなら出て来てください。僕が見られてしんぜよう。(なんだ)

話は変わりますが、コロナ禍の影響で落ち込んだ仕事量は、反発したかの如く爆発的に僕を襲って来ました。
今月の稼働のお知らせをやめた直後ではありますが、今月の稼働率は180%程度の見込みとなっております。がんばりますー。緊急対応は出来ないかもしれませんが、何かある方は相談してみて下さい。

今月の見出し画像は青梅の家具職人「BUTLER」さんの作業机です

僕の事務所には、様々なアーティストさんや作家さんの作品を飾らせて頂いていまして、毎月一点づつその紹介をさせて頂いています。

シンプルで無駄のないフォルムの作業机は、事務所をオープンする時に青梅の家具職人である「BUTLER」さんに作って頂きました。引き出しもなく、天板と足だけで構成されていますが、元々これはテーブル用に作られたものです。
僕の仕事は、Macとモニターだけあれば出来てしまう仕事なのでここまで大きい机が必要ではないのですが、僕は大きい机でモニターを出来るだけ離して見たいので、ダイニングテーブルの大きさでお願いしました。

木目の美しさや造形のカッコよさは勿論ですが、使い心地もとてもよくて、触り心地がとても優しいのです。カクカクしているように見えますが、角が少し取ってあるので当たっても痛くない優しさがあります。

常に手に触れている机ですので、触った感触が良いという事は大事ですが、その点もこの机は最高で、気付くと机を撫で続けていたりするぐらい心地よい感触です。お手入れは、普段はホウキで軽く掃く程度で、たまに水拭きしたり、一年に一回はクルミのオイルを塗っています。

BUTLERさんとの出会いは、「アキテンポ不動産」が開催した青梅の空き店舗を紹介するツアーに、僕はたまたま知り合いの付き添いとして行った(知り合いは来なかったと言うややこしさ)のですが、その時にお会いしたことがきっかけで、その後BUTLERさんのWEBサイトを作らせて頂いたり、机を作って頂いたりしています。

「BUTLER」さんの作る製品はどれも美しく、機能性に溢れていて、何よりも使う人の事を考えて作られていることを感じます。

是非、ウェブサイトを見てみて下さい。その良さがわかると思います。
https://butler-furniture.jp

今月のFONT紹介は“Alberobello”

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今回紹介する“Alberobello”は、最近多い手書きスクリプト体と対で組み合わせて作られているセット書体です。ローマン体+手書きスクリプト。とかサンセリフ体+手書きスクリプトとかのアレです。

実は、僕がこのフォントを手に入れた理由は「手書きスクリプトが良かった」ことなんですが、実はセットになっている書体も中々のものです。まずはそちらから紹介します。

Alberobello Serif

Alberobello Selif

大文字のみの書体です。これだけで見るとローマン体でもないし、サンセリフ体でもない感じで、OPTIMAのような両方の要素を持った書体という印象。重心は高めで可愛目な印象があります。

そして、この書体の最大の特徴は文字のバリエーションがあり、その組み合わせでロゴのような仕上がりになる。ということだと思います。

Alberobello Selif

ここにはちゃんと組んだ例を載せていませんが、販売しているサイトを見てみると、なるほど魅力的な文字組をされています。これを見るとローマン体のような雰囲気が強くなりますので、書体名に「Serif」が付くのも納得いきますね。

そしてお次は手書きスクリプト。スワッシュが付いていて、動きのある文字組を行う事が可能です。

Alberobello Selif

Alberobello Selif

上がノーマルの字体。下がスワッシュ付きで組んだものです。これが上手かというとかなり疑わしいですが、ノーマルに比べるとより動きが出ている事がわかると思います。(動きを出すために多めにスワッシュを使った。という言い訳もさせて下さい)

手書きスクリプトとしてはかなり自然な感じがして、本当にペンでスラスラと書いたような文字組みが可能です。デザインのアクセントとして重宝しそうです。

この書体の使い道としては、レストランやカフェのメニューとか、ファッション系なんかにも向いているような気がします。手書きスクリプトに関しては、それに限らず様々なテイストにアクセントとして大活躍しそうな実力があると思いました。

さてさて、今月はこの辺で。
秋も深まり、金木犀の香りがする季節になって来ました。鳴呼、もうすぐ大好きなお正月♪(いや、まだ早い)
冬へと向かっていくとても美しい季節です。楽しみつつ頑張りましょうー。

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