ウィルスに翻弄され続けているうちに、今年も半分が過ぎました。
打ち合わせ〜飲み会さえもオンラインで行うことを余儀なくされるコロナ禍での暮らしですが、仕事という点においていは今の所、コロナ禍前とほぼ変わらず出来ちゃっています。(もともと引きこもり生活でしたので、ほぼ変わりません。)
ただ、打ち合わせも飲み会も、やっぱりどこか印象が薄くなってしまいがちで、“しっかり話した感”が希薄になってしまいます。話した内容はもちろん覚えていますが、同じ空間で話した内容と比較すると、決定的に肉体性が足りないのです。当たり前か。
思えば、フリーランスデザイナーという職業形態である僕の生活において唯一の他者との接点が、クライアント様との打ち合わせや、友人との会合だったのですが、それが失われると、いよいよ肉体性のない、オンラインのみの繋がりだけだなぁ。と思うと少し寂しい感じがしますね。やれなくはないのですが。いや、むしろ得意な方ですが。
そんな中でも、自分の住む青梅市には多くの自然が溢れ、少し散歩すれば様々な感動に直接触れる事が出来ます。この時期は雨降りの中でひときわ輝く紫陽花や、様々な野鳥のさえずりが、コロナ禍の心を少し癒してくれます。自然はこんな状況でも変わらず、というかより力強く肉体性を伴って存在しています。
心穏やかに暮らすコツは、このような自然の中にヒントがあったりするのかもしれないなぁ。と思います。欲張らずに、淡々と。という事でしょうか。
今月の稼働率です。
稼働率は、月の稼働日数(今月だと21日)×8時間を100%として、その月に決まっている合計工数を割る事で算出しています。参考程度に考えてください。大体150%を超えると、少し慌ただしくなってくる感じです。
今月の稼働率は、先月よりは若干増え85%となっています。案件のご相談は随時受け付けております。
フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。
さて、2013年にモリサワから発表された書体“解ミン”ですが、“解ミン 宙”と“解ミン 月”という、かな違いで2種類があり、ウェイトはそれぞれに4ウェイト構成(R,M,B,H)となっています。
全くの余談ですが、自分がモリサワのフォントを使い始めて間もない頃(2012年から使ってます)に発表された書体で、「新書体」という響きにとてもワクワクしながら眺めた思い出があり、個人的に懐かしい書体です。
見てみましょう
“宙”と“月”を並べてみましたが、同じ書体名が冠されているものの、全く印象が異なりますね。
とは言え、漢字は全く同じで、違いは仮名のみです。これを見ると、仮名の与える影響の大きさがよくわかりますね。
“宙”は、クラシックな明朝体がベースになっていて、全体を通してしっとりとした情緒のようなものを感じさせる書体で、少し古い文学的な香りが漂っています。
一方、“月”は、隷書体のニュアンスを取り入れられています。印象としては柔らかい優しさを感じる書体となっています。こちらも少し古いというか懐かしいような雰囲気を持ってます。
仮名だけを比較してみましょう。上が“宙”、下が“月”です。
うぅむ。全然違う!
こんなに違うのに、同じ漢字と組み合わせても違和感がないと言うことにも驚きますが、こうして見てみると仮名の重要性がわかりますね。すごく勉強になります。
さて、“解ミン”はいかがだったでしょうか?“宙”も“月”も情緒ある上品さと、少し可愛さもある書体で、なんとなくお淑やかな女性のイメージを感じる素敵な書体です。
文学・和風・情緒・季節・懐かしさ、というキーワードが浮かんできます。
さてさて、これから夏本番です。コロナ禍の最中ではありますが、できる限り元気に過ごしたいですね。今月も頑張りましょうー!
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