こんばんは(夜書いてます)。温暖化の為か、あまり寒くない冬を過ごしていますが、それでも自分の住む東京都青梅市の夜は、都心と比較するとだいぶ寒いです。先日、自転車で夜中に走ったのですが、風が冷たく耳がちぎれそうになる感覚を、久しぶりに味わいました。最近では、徒歩か車での移動が多い為、久しく忘れていた感覚でしたが、痛みを感じるほどの寒さが、何か昔の思い出を連れて来るようで、色々と思い出しながら自転車で街を疾走しました。
五感での情報は時々、直接的に記憶を引き連れてくることがありますが、自分の場合は、その殆どが中学生ぐらいの記憶です。多分、自分の人生の中で最も濃密に、色んなことを感じ、色んなことを悩み、考えた時期だったからかもしれません。今では、あの頃のような密度でものを考えることは、ほとんど無くなってしまったように感じますが、また考えてみたい気持ちもあります。例えばデザインについて。例えば文字組について。あれ?やろうと思えば今でも出来るよな?と思いながら、あまりやれていない自分に気づきます。
また五感の話に戻しますが、先述の通り「五感が記憶を連れてくる」という事も然り、何かを体験することの大事さは言うまでもありません。バーチャルとかメタバースとか言っていてもいいですが、リアルな感覚も忘れないように生きていきたいなぁ。と思います。
フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。
それにしても、やばいですよね“虹蛸天国”ですよ?そんなハッピーな名前の書体。最高ですね。ともかく、見てみましょう。
こ、これは!フォント名といい、字体の雰囲気といい、あるバンドのことが浮かんできますが(皆さんわかりますか?)「サイケデリックなアートや音楽からインスパイアされた」と説明されていますから、あながち間違いではなさそうです。ぐにゃぐにゃしていて、ポップで、まさにサイケデリックな書体です。これは2024年の新書体としてリリースされたもので、発表された瞬間に「これは!」と個人的に目をつけていたフォントでした。
ここまではっきりとしたキャラクターを持っていると、中々使い道がなさそうに思えるのですが、個人的に大好きですので、使えるチャンスを密かに待ちながら保持していたい。と思っています。
混植も見てみます。
いい感じ〜!ここまでグニャグニャさせながら、ここまでまとめ上げるのなんて、すごく真面目にふざけている感じが大好きです。そしてこういうフォントも追加してくれるところが、モリサワフォントの懐の深さであり、文字に対する愛情の深さなんだと思いました。
このフォントは、好きな人が使う。と言う一択で良いのではないでしょうか。ピンとこなければ使えないし、恐らくこれがピンときたら、それはきっと素敵なデザインになりそう。と言うタイプのフォントだなーと思いました。久しぶりに、理屈っぽくない、絵を見るような感覚で見られるフォントで、紹介していても頭が虹蛸天国になりそうで最高でした(謎)。
さて、今月はここら辺で。
バーチャルの世界では、よく分からないことで怒っている人が人を責め立てたり、それがリアルに反映されてしまったりと、大変な騒ぎになっているようです。はじめに言うと僕はどっちの味方でもないのです。というか関係ない。そして何が正しくて、何が間違っているか?それは当事者たちしか知り得ません。ただし、僕らが確実に知っていることは、リアルだろうが、ネット世界だろうが、叩かれれば痛いし、痛いのは誰でも辛い。ということに尽きると思います。というか、他人を責める前に、まずは自分がしっかりやっていかなくては。という事ですので、今月も頑張ります。
それではまた来月ー。
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