優しくモダンなAvenir

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2017.03.01

2017年3月

あらもう三月。こないだまでお正月だったのに。。

しかし春。いいですね。
これからの季節、花が次々と咲き、緑が眩しく山を彩っていく素敵な季節ですね。

ボートに乗って、何も考えずに湖の上でプカプカとただ浮かんでいたり。そんなことが出来る季節になってきました。

今月の稼働率

さて、今月の稼働率ですが、100%を超えてきました。
久しぶりに忙しくて慌てそうになるのを、必死に心を鎮めながら作業をしています。

一つ一つの仕事を丁寧にやらせて頂きます。
もちろん新規案件もご相談ください。

今月のFONT紹介は「Avenir」

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

さてさて、今月紹介させて頂きます「Avenir」。巨匠アドリアン・フルティガーさんが作ったサンセリフ書体です。

まずは見てみましょう

Avenir light

avenir light

Avenir Book

avenir light

Avenir Roman

avenir light

Avenir Medium

avenir light

Avenir Heavy

avenir light

Avenir Black

avenir light

とてもすっきりと読みやすく、ウェイトが豊富なので様々な場所で使用できそうです。
幾何学的なフォントとして、同じくくりで比較されることが多い“Futura”より優しくて使いやすい印象です。

Futuraはバチっと決まって素敵なのですが、少し力が入っている感じで、それに似合う案件じゃないと使えない難しさがあります。
その点“Avenir”は懐が深いというか、どんなデザインでも使いやすいです。日本語書体にも合わせやすい。

AvenirとFuturaを比較してみましょう。

Avenir light

avenir light

Futura light

Futura light

とんがり方が全然違いますね。
Avenirに比べるとFuturaは可愛いけどちょっとツッパっている印象です。勿論これもかっこいいです。

一方、Avenirは素直な感じがします。
フルティガーさんの作る書体は、優しくて、あまり出しゃばり過ぎず使いやすい印象があります。(他の有名な書体はUnivers,Frutiger,Vectraとか。)
読みやすさや、使いやすさをストイックに追求して作っているんじゃないかな。と思います。

今回紹介しているのはは“Avenir”なのですが、これから購入される方は“Avenir Next”を購入することをお勧めします。
小林章さんによってリメイクされて、ウェイトが多くなっていたり、イタリック体が追加されています。僕も欲しい。
※2019年6月に追加:新旧Avenirの検証についての記事もあります

Avenirが欲しい方はLinotypeで買えますので、チェックしてみてください。

さてさて、今月は「Avenir」の紹介でした。
良い書体を正しく使って、視認性の良い世の中にしていきましょうー。

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