Avenir!Avenir!

2019.06.01

2019年6月のニュース フォントはAvenir

夏のような陽気がしばらく続いていて、事務所には冷房を入れ始めました。ちょっと前まではうすーく暖房だったんだけどな。。

それはさておき、去年の8月ぐらいから工事を始めた事務所に、ようやく看板が設置されて完成となりました!これで外観もぐっと引き締まりました。

この看板は、ある作家さんに無理を言って作って頂いたんですが、とても素敵な仕上がりで、ますます事務所が愛着あるものになりました。その他にも、自分の事務所に飾ってあるものは、青梅ゆかりの作家さんの素敵な制作物が多く、遊びに来られる際にはそこら辺も楽しんで頂けるのではないかと思います。「いつかウェブサイトで紹介しようかな」とも思っています。

今月の稼働率

さて、今月の稼働率です。
稼働率は、月の稼働日数(今月だと20日)×8時間を100%として、その月に決まっている合計工数を割る事で算出しています。参考程度に考えてください。大体150%を超えると、少し慌ただしくなってくる感じです。

今月は140%程度となっておりまして、少しバタバタしているかもしれません。
ご相談いただける場合、スケジュールに余裕があると嬉しいです。

今月のFONT紹介は“Avenir”

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

さて、Avenir。実は以前にも紹介しているので、2回目の紹介です。
実は、当サイトで一番検索流入数が多いのがAvenirを紹介したページなんですが、沢山読んで頂いている割に、サラッとした紹介しかしていないので申し訳ないなぁ。という思いがありました。更に当時は“Avenir Next”を持っていなかったので、今回は新旧Avenirの検証。というテーマでご紹介してみます。

Avenirが最も検索での流入が多い。というのは言ったばかりですが、気になってフォントの販売サイトを見てみたところ、“Avenir Next”が堂々のベストセラー1位となっていました。ちなみに2位が“Neue Helvetica”、3位が“Helvetica”で、また4位に“Avenir”という順位でした。

“Avenir Next”はあの“Helvetica”を抑えての一位。すごいなー。もちろんあくまでも販売数であって、使用されている数とは異なります。“Helvetica”は皆すでに持っている。という事もあるでしょうし。
それにしても、上位はサンセリフ体ばかりがズラリと並んでいます。なんと47位まで全部サンセリフ体。。。時代ですかね。48位になるとようやくローマン体の“Linotype Didot”がランクインされていますが、それは完全に余談です。

さて、見てみましょう

“Avenir Next”と“Avenir”

AvenirとAvenir Next

うわー。Avenirでびっしりです「すごい数のフォントファミリーだ」と一見思ってしまいますが、これは実は“Avenir Next”と“Avenir”を混ぜて、全ウェイト(斜体は無し)を細い順番から並べたものです。

これを分かりやすく色分けすると、下のようになります。
黒が“Avenir Next”で、青が“Avenir”です。

AvenirとAvenir Next

こうすると一目瞭然ですが、“Avenir(青)”は真ん中の方に集まっていて、“Avenir Next(黒)”の方が細〜太の幅が広いことがわかります。
更に見てみましょう。

“Avenir”の6ウェイト

Avenir

“Avenir Next”の6ウェイト

Avenir

“Avenir Next”を持つまで、考えたこともなかったのですが、“Avenir”の方は、「このウェイトいるの?」と思うほど、ウェイトの幅が狭いことがわかります。

一方、“Avenir Next”の方が、見出しから本文まであらゆる場面で対応しやすいであろう事がよく分かると思います。特に極細のウェイトを用意してきた事で、現代的な傾向に合わせてきた感じがしますね。

そして大事なのが斜体です。

“Avenir Next(赤)”イタリックと“Avenir(青)”のオブリーク

AvenirとAvenir Nextの斜体

上が“Avenir Next(赤)”のイタリック体。
下が“Avenir(青)”の斜体(oblique)です。
更に拡大して重ねてみると違いがわかりやすいです。

AvenirとAvenir Nextの斜体

赤い部分が調整された部分です。青くはみ出ているポイントにも注目です。
斜体(oblique)というのは、文字をただ斜めにしただけのものです。その為、バランスや重心が悪くなったり、カーヴがきつくなってしまいます。
イタリック体はその乱れた部分を調整してありますので、安定感が出てきます。
ローマン体はイタリックの違いが顕著なのですが、サンセリフ体は違いがわかりにくく、そこを軽視しがちだったようですが、“Avenir Next(赤)”では綺麗にイタリックとなっている事は大事なポイントです。

さてさて、“Avenir Next”と“Avenir”を比較してみたりしてみましたが、いかがだったでしょうか。
実は自分は直前まで“Avenir Next”はウェイト編成を変更し、斜体がイタリックになった。という情報は知っていたのですが、それがどれほど違うのか?というのを実際にはあまり認識していませんでした。
やっぱり調べてみると色々とわかりますし、実際に書体を使用する際の説得力にも繋がるように思いますので、調べてみてすごく勉強になりました。

もう夏が来ますね。令和初の夏です(というと貴重になるのかな)。
いい夏になりますようにー。

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