今年もあっという間に時が経ち、師走になりました。
東京では11月に雪が降ったりもしましたが、この時期の積雪は観測史上初めてらしいですね。降雪は54年ぶりらしいです。
しかし、観測史上って言うけど、一体いつから観測してるんだろう?と思って少し調べてみましたが、東京では1875年6月3日から開始したらしいです。へーへー。
そんなに古い歴史でもないので、観測史上初!とか言っても高々140年ぐらいの期間だけです。「そりゃー初も沢山出てくるよな」と思いました。
さてさて、師走師走と言いますが、EMDesignsの稼働率は50%となっております。
のんびりしちゃってますので、ご依頼くださるととても嬉しいです。
今月のフォントは「Trajan」。
先日降った雪の写真に合わせてみました。
数字の2のカーブとか、とても面白いですよね。
全体の印象としては洗練されているのですが、大きく拡大して見てみると人間味があると言うか、不器用っぽさがあったりするのが、このフォントの魅力だと思っています。
このフォントは、なんと約2000年前に作られた石碑に彫られた文字が元になっています。
その為、この書体には小文字がありません(当時は小文字がなかった)。
基本的に大文字だけですが、強調したい時や、文章の冗長化を防ぐ為、スモールキャップス(小文字の大きさの大文字)が用意されています。※下の画像を参照してください。
このフォントの使いどころは、タイトルやロゴでしょうかね。
厳格で伝統的なイメージにはピッタリですので、ブランドのロゴ等に使用されることも多いです。
少し文字間を空けてあげると、とってもかっこよく決まります。
2000年前に作られた文字が、色褪せることなく使われ続けている(しかも古臭く感じない)。と言うのは本当に驚きです。
そして、それこそがデザインの目指す所だと思います。「Trajan」。敬意を持って使わせて頂きます。
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