花、選挙、quantum

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2023.05.01

2023年5月のニュース

全国的に統一地方選挙が行われ、僕の住む東京都青梅市でも、例外なく市議会議員選挙が行われました。今回の選挙の候補者には、直接知っている方が多くいたことから、自分的にはすごく興味深い選挙でした。候補者の方が普段どうやって街を歩いてるかも知っているし、普段どういう言動を行なっているかを知っている。というのは、投票をいく上では選ぶ基準として大きな判断材料となりました。

一方、世間の選挙に対する興味は薄れ続け、青梅市議会議員選挙の投票率は47.91%でした。青梅市は112,440人いて、そのうちの53,871人が投票に行ったようで、年々選挙に行く人の割合は減っています。ただ、53,871人というと、まぁまぁの数の人が投票に行っているなぁ。と個人的には感じます。

自分は今回、知り合いが多い選挙だったので興味がありましたが、そうでない場合の市議会議員選挙なんて、「本当に情報が少なすぎて選びようがないなぁ」と思いながらなんとか選んでおりました。告示が投票の一週間前くらいで、選挙当日までは車で名前を連呼していたり、たまたま演説している所に出くわしたりはしますが、殆どその人の事をよくわからないままに投票に行くしかないような状況ですから、そういう意味では「皆ちゃんと行ってて偉いよな」という所じゃないでしょうか。

まぁともかく、投票率が下がり続けるのは、このままのやり方をしていたら明白です。むしろわざとそうしてないですか?とさえ思うんですが、どうなんでしょうか?まぁともかく、今回当選された青梅市議の方々、おめでとうございます。というか市民の為によろしく頼むぞ。

今月のFONT紹介は“KT Quantum”です

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今回紹介するのは新し目の書体“KT Quantum”です。インドネシアのデザイン集団が作っているそうです。その辺もなんか新しい感じですね。まずは見てみましょう。

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

ウェイトはThin〜ExtraBlackまでの8種類。イタリックはありません。
すごくキレのあるローマン体で、セリフの先が刃物のように尖っていてかっこいいです。ここまでの細さは、レティーナディスプレイのように、解像度の高いモニターの出現によって表現可能になりました。反面、昔ながらの解像度のモニターだと、セリフがぼんやりと見えてしまいますので、WEBで使用する際には注意が必要だったりもします。
次は大文字も見てみましょう。

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

KT Quantum

細いウェイトも太いウェイトも、ともかくキレがありますし、作りが変わっていてアイディアに溢れています。外側に向かって尖ったセリフ、Qの下の尖ったハネ。Kの突き出した交差部分等、前衛的でありながらも読みやすくまとまっていていますし「かっこいいフォントを作りたい」という気持ちが見え、制作者の方には最大限の拍手を送りたい気持ちですし、デザイナーとしてすごく刺激される部分があります。

前述しましたが、この書体はインドネシアのデザイナーによる書体です。作った方がどんな背景の方かまでは分かりませんが、作者が英語圏の育ちではないということが、アルファベットに対する自由な発想につながったのかもしれないな。と思いましたし、グローバル化が加速し続ける昨今、こうした新しい試みが生まれて行くんだろうな。とワクワクしました。

さてさて、今回はこの辺で終わりです。

世界全体がやや不安定に感じる昨今ですが、変化のはざまなのかな?と思います。もちろん悪いこともありますが、必ず良いこともあります。僕はその良いことを楽しみにしていますし、デザイナーとして、良い変化を生み出せるようになりたいと思いました。
それでは、今月も楽しみましょうー(GWなどない)。

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