変化し続けるCoco Sharp

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2021.03.01

2021年3月

春だというのにこの暗い見出し画像はどうした事でしょう。こんにちは(こんばんは)。しかし、こんな画像を作りながらも僕の心は明るいのです。だってもうすぐ春ですから。ららら(やばい)

世界をここまで混乱に陥れたウィルスですが、春の到来を止めることは出来ません。先日は、まだ二月だというのに車が花粉で覆われていましたし(例が)、散策しているとチラホラと芽が出始めている植物達も見られます(例が微妙ですね)。まだまだ寒い日はありますが、きちんと春がすぐそこまで来ている証拠が、心に少し光を当てて温めてくれるようです。

話は変わりますが、オリンピックは開催されるのでしょうか?この時期にまだ正式な発表がされていないのにも関わらず、あれほど大規模な世界的イベントを開催出来るのでしょうかね?そこは単純に興味があって、それを実現出来たとしたら運営者の手腕は相当凄いと思いますし、見てみたいなぁ。と思っています。勿論コロナウィルスの事は無視するべきではないとは思っていますが。

観戦チケットは、僕は全てハズレだったので観にいけないのですが、テニスと卓球とバドミントンが見たかったなぁ。と、こう並べて見るとラケットを扱う競技が異常に好きなようですね。ただしかし、僕自身はラケットを扱うスポーツはやった事はないのですが、何故か見るのはラケットが好きです。むしろラケットが見たいのか??いや違うはず。

それはさておき、ともかくスポーツ観戦は好きです。世界のトップ選手達の体の動きというのは、とても美しいものですし、人の凄さを感じさせてくれるからです。政治とかお金とかコロナウィルスはさて置き、と言える立場の僕としては、オリンピックはともかく観たいです。

あ、「今月の見出し画像」は今月はお休みです。というかそろそろネタが尽きてきました。。。

今月のFONT紹介は“Coco Sharp”

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今回紹介する書体は“Coco Sharp”。ココシャネルの書体にインスパイアを受けたとかそうでないとか?英語力の乏しい自分にはぼんやりとしか解読できなかったのですが、そんな説明が書いてありました(な なんてひどい紹介)。ごほん。。
この書体は実は自分史上初となるバリアブルフォントです。なので自分自身も楽しみながら紹介したいと思います。

バリアブルフォントというのは、太さや傾きなんかを自由に調整できてしまうフォントです。例えば、普通ならウェイトがライト、レギュラー、ボールド…等となっていて、その間の太さが欲しくてもどうにもならなかったのですが、バリアブルフォントですと無段階に太さが変えられますので、自由自在なのです。しかも“Coco Sharp”はXハイト(小文字のxの高さ)も変更可能です。そ、そんな凄いことが出来るのでしょうか?
さて見てみましょう。

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

幾何学的なサンセリフ書体で、モダンで可愛さもあります。wの形に特徴がありますね。バリアブル機能(太さ)の感想としては、ウェイトが太くなっていくと“e”とか“s”が段々と見づらい感じはしなくなはいですね。そこら辺は一点一点をきちんと調整しているフォントとは少し違う目線で見てやる必要がありそうです。ただ、フォントとしては概ね綺麗で素敵だと思います。

見ての通り、Xハイトが高めになっていますが、次はバリアブルフォントの機能(Xハイト)を使ってこれを変更してきます。

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

下に行くにつれてXハイトが低くなっていくのがわかりますね。見出しにも本文にも使えます。とか改めて言う必要もなく、ここまで細かい調整が可能なことに驚きました。本当にこんな事ができるんですね。。

上でも言及しましたが、ウェイトの調整が自由自在で、通常のフォントでいう所のthin〜heavy相当ぐらい太らせる事ができますが、太くしすぎると潰れて可読性が損なわれる部分がありました。勿論それは使用する方が理解して使えば問題ない部分ではありますが、そこら辺の調整も上手くできていたら本当にすごいな。と思いつつも、それが出来てしまったら書体デザイナーの仕事が変わるな。とか、未来とか人工知能なんかに思いを馳せてしまいました。

次はイタリック。バリアブルフォントだとイタリックの傾きを自由に調整できるものもあるようですが、“Coco Sharp”はその機能はありませんでした。上から順にXハイトを下げています。

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

Coco Sharp

次は大文字。これも可愛いです。

Coco Sharp

字間を空けてもいい感じです。ちなみに、文字のバリエーションがあり、下の“a”は二階建の“a”に変更しています。

Coco Sharp

Coco Sharp

さてさて、今回はフォントの機能的な部分を多く紹介したかったので、とにかく沢山字を見ていただきましたが、堪能して頂けましたか?

機能的な部分と調整が必要な部分が、ややぶつかっているような所もありますが、十分に魅力的な書体だと感じました。特に字間を空け気味に組んでみると、このフォントのもつ近未来感というか、モダンな魅力が伝わりやすいような気がして好きです。何よりも、バリアブルフォントという面白さは、自分だけのベストな調整を探したり、色々と試してみたくなりますね。

では、今月はこの辺で。
今月も楽しく仕事しましょうー。

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