春になると、我が家の近くの空き地をチェックする日々となります。蕗の薹の出現をひたすら待ちわびるのです。出ない出ないと思っていると、気温が上がった次の日に沢山顔を出していたりするので油断はできません。
寒い中一生懸命耐えていたであろう、沢山の褪せた色の草をかき分けて、蕗の薹は眩しいぐらいの明るい緑色の光を放ちながら顔を出します。その姿を見た瞬間には、本当にその場でガッツポーズを取りたくなる位嬉しくなります。
そして、春に感謝しながらそれらを摘み、その香りを吸い込んだ時の幸福感。そう、幸せってきっとこういうことなんだ。と思います。
そんなこんなで4月です。これから沢山の色彩が幸せを与えてくれる素敵な季節ですね。
あ、元号が「令和」と発表されました。「一見して意味がわかる漢字ではないですが、時間が経つにつれて意味が与えられて行きそうでなかなか良いな」と思いました。いよいよ平成も終わりですね。
さて、今月の稼働率です。
稼働率は、月の稼働日数(今月だと20日)×8時間を100%として、その月に決まっている合計工数を割る事で算出しています。参考程度に考えてください。大体150%を超えると、少し慌ただしくなってくる感じです。
今月は、80%ぐらいなので、だいぶのんびりとしています。春を楽しむぞー!
ご相談は随時受け付けておりますので、ご連絡ください。
フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。
二ヶ月連続となる日本語書体のご紹介となります。
“リュウミン”です。今まで紹介していなかったことに驚くぐらい、案件で大変お世話になっていますし、誰にでもオススメできる書体であります。
明治35年創業の森川龍文堂活版印刷所が作った金属活字をモリサワが譲り受け、デジタル書体にしたのが“リュウミン”です。
これが、面白い話なのですが、森川龍文堂の読みは“モリカワ・リョウブンドウ”と読みます。つまり、リョウブン堂の明朝体なので“リョウミン”とする所を、読み間違えで“リュウミン”と名付けられてしまったという微笑ましいエピソードがあります(森川龍文堂活版印刷所の方は「なに!」と思ったとことでしょうが。。)。
さてさて、見てみましょう。
とてもキリッとしていて、キレがあります。カーブがとても美しく、柔らかい部分と鋭い部分のバランスが抜群で、とても端正なかっこいい書体だと思います。
ウェイトも豊富で、見出しから本文まで使えます。上の例文以外にも「KS(小がな)」「KO(オールドがな)」というカナ書体もあり、あらゆる場面で活躍してくれます。
骨格の美しさは日本の精神性を感じさせ、横書きでも縦書きでも美しく、どのように使ってもデザインに品格を与えてくれる秀逸で隙のない書体です。本当に美しい。
「日本語の美しさを活かした、かっこいいデザインにしたい」という時には真っ先に浮かぶ書体で、実際に沢山使わせて貰っています。
あまりにも多く使っているので、最近ではこれを使うと楽している気がして、使用するのが憚られます。それぐらい素晴らしい書体ということです。
大きくても小さくても、縦でも横でも、字間を詰めても広げても美しい。そんな書体は中々ありません。
「書体は適材適所使うものだから、好きな書体などない」と普段言うように心がけているのですが、「好き」と言わざる負えない。そんな書体です。LOVE。あー言っちゃった。
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