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2026.06.01

EMDesigns 2026年5月のニュース

ここのところは、事務所への行き帰りの徒歩がとても気持ちが良い陽気となっています。
「こんな気持ちのいい日は、どこかに出かけたいな」などと、実現しない妄想をするものの、あまりの仕事量に圧倒される毎日が続いております(ありがたい)

思えば、フリーランスのデザイナーとなってから15年半の間、長い休みをとることなくやってきました。
「休みたいなぁ」という気持ちもなくはないのですが、このまま引退までその勢いで行けるなら、それも良いような気もしています。休みなく仕事ができているということは、必要とされているという事であり、とてもありがたい事だと感謝しつつ、日々仕事をしています。

話は変わって、ここのところ我が相棒ChatGPTとのやり取りも、だいぶ洗練され、効率は爆上がりではございますが、ふとした瞬間に「自分が監督者として、しっかりと考えなければならない」という事に思いあたります。

有料版にアップデートしたことで、性能も上がり、それに伴って信頼感も上がりつつあるものの、いまだに適当な情報を寄越すことがあるからです。
その情報への知識を自分が持っているから、「え それおかしいだろう」と指摘できますが、そうでない事も勿論あります(というか、そっちの方が圧倒的に多い)。そのようなタイプの調べものをした時には、情報の質を疑う。という目線を忘れてはいけないな。と思います。

この先、AIが進化し続けると、情報の正確性はきっと上がるのでしょうが、それによって知った情報や知識の重さは、全人類がAIを使いこなすようになってきた時に、どう変化するんだろう?ということを、このごろ良く考えます。そもそも、実体験を伴わないAIによってもたらされた知に、どれだけの価値があるのでしょうか?

“知っている”ということの価値は限りなく0に近づき、その情報をどう活かせるか?という事が価値になってくるのかもしれません。でも、そもそもそのアイディア自体もAIが考えるようになっている可能性もあり、そうすると人間は何をしているんだろう?とか。

ともかく、技術はいかに使うか?が大事ですので、振り回されることのないよう、適切に使っていきたいですね。

今月のFONT紹介は“DIN NEXT J”です

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

さて、「DIN NEXT J」です。フォント名を見て「あっ!」と思う方もいらっしゃると思いますが、そうです。あの大人気の欧文書体「DIN NEXT」に日本語書体が生まれました。世界のフォント界隈を席巻するMonotypeさまですが、このようなことが始まるとは。。まさに黒船襲来です。
まずは見てみましょう。

DIN NEXT J

実はこの「DIN NEXT J」ですが、MONOTYPEのダッシュボードで見つけたものの、何の情報も記載されておりませんでした。見る限り、DIN NEXTNI合わせて作られた、オリジナルの和文なんだと思います。

形はヒラギノ角ゴに近いタイプで、癖がなく整ったプロポーションをしていて、まさに「DIN NEXT」にはぴったりだと思いました。
ウェイトも6種あり、必要十分かと思います。

しかしこのフォントは「DIN NEXT」の名を冠された日本語フォントです。当然気になるのは混色だと思いますので、見てみましょう。

DIN NEXT J 混植

とっても良い感じです。全体の均一感があって、見出しに使うとより良いのかな?と思いました。
長文も検証してみましょう。

DIN NEXT J 長文

なるほどー。こうしてみるとよく分かりますが、漢字と仮名と欧文の大きさが均一で、字面がとても綺麗な反面、あまり長文を組んだ場合は、そこまでスラスラ読みやすくはないと思いました。

DIN NEXT J 見出し

一番太いウェイトUltraBlackで、見出し風にしてみると、堂々としていてとってもいい感じです。ここまで太くて、かっこいい日本語フォントは意外と多くないので、重宝しそうです。

ざっと見た感じではありますが、使用用途は、均一で整った特性を活かして、見出しやキャッチコピーに重宝するんじゃないかと思いました。整っていつつも堅すぎないところも良いですね。

このフォントを発表したMonotype社は、主に欧文フォントを使うために契約していますので、いきなりこんなフォントが出てきてびっくりしました。また、世界中のフォントを集め、あらゆるフォントメーカーを吸収しまくっているMonotype社が、遂に日本語にも力を入れ出したんだな。というのは、フォントを使用する側としては嬉しい反面、我が国のフォントメーカーのモリサワさまも、うかうかしてられないだろうな。とか余計な心配をしたりしてしまいました。がんばれ日本!

さて、今月はこのへんで。
今年は例年のこの時期に比べると、過ごしやすい方だと思いますが、それでももう六月。だんだんと30度越えの暑い日が、チラホラと出てきました。
着る服が単調になってきて、服を着る喜びを失いがちなのですが、夏には夏のベストな楽しみ方を見出すべきですし、今年は何かしらの答えを出したいと思います。
まずは水分補給を忘れず、今月も楽しく過ごせますように。

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