
そういえば、先月の21日はEMDesignsの14周年でした。ちょうどその頃、なんだかバタバタしていたので、更新しませんでしたが、気がつけば開業してから14年間という月日が経っていました。人間だったら中学二年生。ちょうど思春期に差し掛かる頃になるでしょうか。
子供から大人に向かう時期に起こる、様々な摩擦のような熱はやたら熱くて、でも途端に冷めてしまったり、ともかく不安定だったのがその時期ではありましたが、EMDesignsはそのような事にはなりません。「常に平熱、EMDesigns。冷静沈着、EMDesignsでございます(ウグイス嬢風で)」。
14年間という歳月には色々とありました。不安を感じながらやった仕事。自信を持ちながらやったのに、うまくいかなかった仕事。考え抜いた末に、たどり着いた仕事。意外とあっさりとうまくいった仕事。そのような数々の経験が、やがて明瞭なデザイン観となって行くのではないか?と、道半ばではございますが、それをひたすら目指し続けております。でも、やればやるだけデザインという仕事の奥行きの広さ、深さを感じる次第ですし、きっと“答え”には辿り着くことがないであろうことは、なんとなくわかってきました。何故ならば“デザイン”とは人と人の間のことだからだと思います。
15年目も、深淵なるデザインの世界に身を投じ、不明瞭なものに明瞭な光を当てるべく、努力をして参りたいと思っている所存でごわす。ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。
フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。
さてさて、やってきました“メイリオ”です。長いことMac環境がメインだった為、あまり馴染みがないものの、Webサイトのコーディング時に、サンセリフ体の文字を指定する際には必ずと言って、Windows環境の為に書くのが“メイリオ”です。でも、一体メイリオってなんなの???という疑問が、ついに明かされる時が来ました(遅すぎー)。

なるほど、確かに明瞭(meiryo→メイリオ)です。懐が広くて、画数の多い文字でも、一本一本の線が判別しやすいように作られています。文字スペースの四角いっぱいに使ってデザインされており、一文字一文字を明瞭に見やすい書体ですね。
小さい文字を見てみましょう。

このように、小さい文字になった時にも、文字が明瞭に見えることは、このフォントの強みだと思います。本当に判別しやすいですね。一方、物語のような長文を読んだ際には、やや単調で抑揚のない語り口のような、若干たどたどしい印象となりやすいので、明確に目的を意識して使用する必要がありますが、論文や契約書類のような淡々と事実を正確に伝えるような目的には最適なんじゃないかと思います。
また、“メイリオ”には、ウェイトがレギュラーとボールドがあます。また、日本語書体としては珍しく、それぞれにイタリック体が存在します。(イタリック体は欧文のみで、イタリック体を使用しても日本語は斜体になりません)
考えてみると、日本語書体でイタリック体があるというのは、あまり他に記憶はありません。日本語には斜体を使用する文化はない為あまり重視されておらず、大抵は文字を単純に傾ける機能を利用して斜体にするようになっているからです。わざわざイタリック体を用意するのは“メイリオ”のこだわりポイントなのかもしれません。


欧文もクリアな文字で、混植もバランスよく綺麗ですし、何よりもイタリック体があるので、欧文もちゃんと組みたい。という人には大変ありがたいポイントです。
ややあっさりとした解説でしたが“メイリオ”の謎は解けましたか?。個人的にはウェイトにイタリック体がある事が新鮮であることと、フォント名通り明瞭で、とても読みやすいフォントだと思いました。ただし、ウェブサイトで使用した際に、Macで見たときに「ヒラギノ角ゴ」が表示され、ウィンドウズで見た時に「メイリオ」になる。と設定されていることも多くありますが、その二つのフォントは、表現の方向性が全く異なり、一貫したイメージが保てなくなると思いますので、そこはWEBデザイナーとしては注意が必要だな。ということを改めて思いました。
さて、今月はこの辺で。
いよいよ今年も残すところ1ヶ月を切りました。今年の目標を立てた方は、達成できるかどうかドキドキしたり、すでに達成していたり、とっくに投げ出していたりするものと思いますが、僕はまだドキドキしている真っ最中です。
明瞭に目標をクリアできるよう、今月も頑張りたいと思います。そしたらお正月だー(お餅)。
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