Re-entry into the rain season

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2022.08.01

2022年8月のニュース

びっくりの梅雨明けから一転、また梅雨に再突入の様相となっております。でも、あまりにも暑かったので、こっちの方がいい。という方も多いのではないでしょうか。自分はまさにそのくちで、梅雨の為にと買ったレインブーツを、ほぼ使うことなく梅雨明けしてしまったということもあり、「ようこそ」という気持ちでおりました。事務所から見える雨降りの景色も好きです。

そして、再突入といえばコロナウィルスもですね。もう大層な数の方が感染されております。一体第何波なんだろう?と見失うぐらいの感じですが、世間は流石に慣れてきたのか、あまり騒ぎ立てるでもなく各々の感染対策をしているような感じですね。と、自分は思っていますが、考えてみたら自分はいつも一人で仕事をしているから気づかないだけなのかしら?どうなんだろう?

恐らく、それぞれの状況や立場で、しなくてはいけない対策があるでしょうし、深刻度も違うのでしょう。でも、ふと考えてみると、「それって、どの病気もそうだよな」と思いました。例えば一般的に風邪と言われる症状でも、1日寝ればいい場合もありますし、その風邪が元で大病に繋がる可能性もありますから。そう思うと、コロナウィルスもそのレベルの病気だよなぁ。と思います。かかった人全てが重症化する訳ではないですし。とは言え、だからと言って大したことない訳ではないのは風邪と一緒ですので、あくまでも自己管理というか、免疫を高めつつ、普段通り過ごすことが大事なのかな。というのがここまでの感想です。

今月のFONT紹介は“見出ゴMB1”です

フォント紹介と言うと偉そうなんですが、自分の勉強の為に毎月書かせて頂いています。意見も個人的な意見となりますが、良かったら読んでみて下さい。

今月ご紹介するのは、“見出ゴMB1”です。日本語のゴシック体としては割と古い方のフォントで、1961年に発表された、名前の通り見出し用に作られた書体です。
見てみましょう。

見出ゴMB1

見出ゴMB1

見出し書体という割には、文字幅が均一ではなくリズムがあり、本文用とは言わないまでも、可読性に重きを置いた作りですかね。曲線に力強さがあり、意志の強さみたいなものを感じます。文字の感覚は緩めで、カーニングをしないと揃わない感じも、昔の書体っぽい感じがします。でも、ちょっと文字を詰め気味に組んでみると、一気にそれっぽいというか、見出し書体としての迫力みたいなものが出てきます。それが下の画像です。

見出ゴMB1

どうでしょうか?印象がガラッと変わりますよね。一方、一番上の見出し画像は、縦書きでだいぶゆるっと組んでいます。これはこれでいいです。

自分のような怠け者は、たづがねゴシック、あおとゴシック、ヒラギノゴシック等の、ウェイトが豊富で、機能も優れている、どこにでも使いやすいフォントを選んでしまいがちですが、見出し書体としてこういう味のあるフォントを使うと、グッと雰囲気が変わるのかもしれませんね。

また、前述したように、文字幅にリズムを持たせてあることで、割と長めの小見出しなんかに使っても、可読性が失われずに良いなぁ。と思いました。

見出ゴMB1

こんな感じです。

この書体が発表された1961年といえば、今のようなデジタルではなく、写植の時代になります。その時代のデザイナーの手間を考えると、一つのフォントで見出しから本文まで揃って便利ー♪なんて言っている自分の甘さったらないですね。いや、別に便利さを享受することは悪いことではないのですが、一手間かけてもいいよなー。なんてことを思いました。なんと言ってもかっこいいフォントですし。合いそうな案件があれば、いつか使いたいと思いました。

それにしても、フォントの事は調べれば調べるほど、自分の無知に気付かされ、デザイナーとしての甘さに気付かされます。でも、それを思い知るたびに一つ一つ積み上がっていくものがある事を信じ、今後もコツコツとこのフォント紹介を続けていきたいと思います。

夏真っ盛りです。このパワフルな季節を楽しみつつ、今月も頑張りたいと思います。ではまた来月ー。

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